梅雨前にキャンプに行きたい!
ここ北部九州ではしばらくしたら梅雨入りが予想される。しかし6月の始めならさほど暑くなく、湿度も高くないだろうと思い、1ヶ月ほど前にキャンプ場の予約をしておいた。
出発前日はかなりの雨が予想されて、かなり気を揉んでいた。出発当日も朝方はうっすらと雨が降っていたが、雨が上がることを願って一路熊本県に!
あれこれ遠回り
我が家にはケモノ担当の柴犬がいるのだが、幼い頃は車酔いがひどかった。最近ではずいぶんとマシにはなってきたが、油断はできない。なので極力高速道路を長く、下道(特に山道)を少なくしてやる必要がある。
そうやって遠回りすると、高速を降りた目の前に道の駅がある。ここで昼ごはんを調達して、次の目的地に。
そう、熊本名物のあれだ。
蔵迫温泉さくら
当初別のキャンプ場に予約をしていたのだが、前日に連絡があり設備に不具合があるとのこと。なので急遽蔵迫温泉さくらに連絡して、なんとかサイトをおさえることができた。よかった〜!
これまでは夕日がキレイな阿蘇側を利用することが多かったが、前日予約ということでそれは難しい。なのでこれまで利用したことがなかった久住側を利用してみた。幸い最も広いサイトが空いていたので、スノーピークのレクタタープLサイズを張っても全然余裕があるほどだ。
タープにバックパックテント
これまではツールームテントを使用することが多かった。夜に併設されている温泉に入った後、寒さを感じることなくリビングでゆっくりすることがその理由だ。
しかしさすがにこの時期となれば夜もそこまで冷え込むことはないだろうからリビングがなくても大丈夫だろうということで、今回は大きめのレクタタープの中にMSRのエリクサーを設置するスタイルとした。
タープの下からは久住の雄大な山々が見渡せる絶好のロケーションだ。
しかも目の前には放牧された馬が横切るアトラクション(?)もあり、当家ケモノ担当も大はしゃぎ!
これまではスノーピークのトルテュPro.を使用していて、設営するのにそれなりの時間がかかっていたが、タープと小さな自立式テントだとあっという間に完了するから、時間に余裕ができる!
まずは昼食
タープとテントの設営が終わったところで、ひとまず昼食!ギアのセッティングは後回しだ!腹減った!
昼食は高速降りてすぐの道の駅で調達したのだが、ここは大分県。大分は唐揚げに代表されるように、鶏肉文化が強い。この道の駅でも鶏めしに唐揚げ、とり天等が大量に売られていて、選ぶのに困るくらい。
安くてうまくて言うことなしの満足な昼食!
そして晩飯
まずはチーズやナッツ、激辛ウインナー等を燻製しながら、今回初めて導入したギアを使うために炭火起こしを始めた。これまで様々なキャンプ飯を作ってきたが、ここにきてこれまで試したことのないものに挑戦したくなった。
それがピザオーブンだ。これについては後日レビューを行うとして、追加のチーズと玉ねぎを散らして焼きあがったピザは素晴らしいものだった!
他には道中にわざわざ寄り道して入手した熊本名物の馬肉だ。馬肉は刺身がとても有名だけれど、ちょっといいものになると1,500円〜2,000円/gほど、あるいはそれ以上する。前回のキャンプでは奮発したので、今回はグッとこらえて800円/gのタタキを求めた。持ち込んだ刻み玉ねぎを添えれば、最高の一皿に!
沈む夕日が山々を照らして絵も言われない風景を見ながらの晩飯って最高だな〜w
更け行く夜
日が暮れると途端に気温が下がるのは、さすが山ならではだ。焚き火を育てながら暖をとり、夜を楽しむ。
焚き火をぼーっと眺める時間はキャンプの正義だと思う。これまで幾度となく繰り返してきた焚き火だが、その思いは全くブレることがない。キャンプをする大きな理由の一つだ。
そして寝る前に入る温泉がこれまた正義だ。焚き火で燻された香りと今日一日でかいた汗を温泉で流すこの瞬間は、何にも代えがたい素晴らしい時間だ。
秋に来ることができれば素晴らしい紅葉が楽しめるだろう。
早朝
6時に目が覚めて外に出ると、昨日は緑に映えていた山に朝もやがかかっていてこれまた美しい。
そして目を覚ますために温泉に浸かり、朝食を頬張る。ホットサンドに持ち込んだ手作りのポテトサラダを熱々のコーヒーと共にいただけば、自然と笑みがこぼれてしまう屋外での朝食。
最高ですなぁ〜
最後に
この時期はテントの結露ももちろんないし、今回はタープと小さなテントというセッティングなので、撤収も早い!当家最速の撤収でキャンプ場をあとにした。
これから梅雨に入りキャンプに行きにくい状況が続く前に楽しむことができて、大満足の一泊二日だった。
みなさんも梅雨前の清々しい気候の中、キャンプを楽しんではいかが?