暖冬だけどやはり寒かった!山鳥の森オートキャンプ場(熊本県)

山鳥の森では初の連泊!

熊本県南小国町にある、当家のお気に入りのキャンプ場の山鳥の森オートキャンプ場は基本週末と祝祭日、加えて夏や冬の長期休暇時のみ営業している。なのでできれば人混みを避けたいと思っていると、祝日+週末の三連休は必然的に足が遠のいていた。

ところが今回三連休がまとめて休みという機会もなかなかないし、3月ならまだ寒いのでそれほど混み合っていないだろうと思い、2月後半か3月前半に予約し、希望のサイトを抑えることができた。

暖冬だけど、現地は寒い!

今年はびっくりの暖冬のせいで現地も昼間の気温はかなり上がるような予報で、さほど防寒対策はいらないかな?なんて思っていたが、予報だと朝方の最低気温は-2℃と、さすがに山深い場所にあるだけはある。

石油ストーブをはじめ衣類、テント内の敷物等できる限りの防寒対策を考えていたら、結果的にかなりの荷物の量になってしまった。とはいえ寒いとただの苦行キャンプになってしまうので、ここだけは抜かりない用意をしていかないとね。

フリーオート

ここ山鳥の森オートキャンプ場には、サイトが2種類用意されている。区画のオートサイトと車を横付けできないフリーサイトだ。基本的には。

ところがフリーオートと呼ばれるサイトが存在していて、料金はフリーだけれど車を横付けできるという超絶魅惑的な場所だ。しかも区画サイトよりも広いので言うことなし。

ただし炊事場やトイレ、温泉等からはちょっと離れているというのがトレードオフですな。

ゼインアーツ ゼクーM

ここ最近、このシェルターでのキャンプが楽しくてしょうがない。買う前から強烈に惚れ込んで、ようやく2ndロットで入手、しばらく使えない時期もあり、ワクワク感は最高潮である!

今回はこのゼクーMにヒマラヤオリジナルのビジョンピークスのファイアプレイスTCレクタタープをドッキングして設営してみた。タープのメインポールを2本以上使う変則的な方法だが、これがなかなか具合がよい。

また、昼間はかなり強い日差しが照りつけていたが、TC素材のタープのおかげで、かなり濃い影を作ってくれてかなり満足だ。

購入前には色もゼクーの幕の色とこのタープの色はいい感じでマッチするのでは?と思っていたが、似ているけど明らかに違うとわかる。まぁしょうがないよね。ブランドも素材も違うんだし(苦笑

キッチンテーブル

これまたようやくサイトで実際に使用することができた自作キッチンテーブルとアンティークのアイロン台。

これまで全てをロースタイルで行ってきたが、初めて調理を立って行うハイスタイルにしてみた。
荷物は確かに増えることになるけれど、これはかなり快適だった。調理と食事を別々の場所で行うので、散らかったり片付けたりという工程がなく、全てが整頓された状態での作業が可能。さらに座って行うと時間がかかってしまうことも、立っていると速やかに行えた感じがするのは収穫だった。

夕食は久々のスパイシーなやつ!

以前に作ったスパイシーチキンを久々に食べたくなって、ただでさえ荷物が多いのに大きなダッチオーブンを持ち込んできた。下ごしらえを自宅でしてきたら、あとは手を一切汚さずに調理できるのが魅力的なこの一品。

これと一緒に調理したジャガイモは、キャンプ場近くの道の駅で購入したものだが、これが最高にうまかった!さすが新ジャガ!

実際の調理はトライポッドを忘れてきたこともあり、ダイレクトに薪の上に置いたり、焚き火の上に網を乗せてその上にさらに薪を乗せてダッチオーブンを設置するなどして、なんとか調理完了〜。まぁどうにかなるもんだね(笑

しかし焚き火の前での食事ってなんでこんなに楽しいかなぁ〜。当家のケモノ担当も満足しているご様子です。

バーナーを見直そう

2日目の朝の予想気温は-2℃で、実際かなり冷え込んだ。付近ではがっつり霜柱が確認できるほどだ。おかげでクーラーボックスに入れていた飲み物が凍ってしまうという事態にも!(笑

ここで問題なのが、火器、調理器具であるバーナーだ。

普段はその便利さからCB缶使用の機器で統一しているのだが、この寒さになるとびっくりするほど火力が弱くなる。いわゆるドロップダウンと呼ばれる、低温時に火力が弱くなる現象だ。

比較的低温にも強いとされるマイクロレギュレーター搭載のSOTO ST-310でさえ、コーヒーのためのお湯を沸かすのにかなりの時間を要していた。

どちらかというと暑い時期よりも寒い時期のキャンプが好きなので、ここは寒さに強いとされるバーナーを考えてみようと思う。候補は2種類だ。

OD缶系

キャンプ用火器の代名詞的な見た目のOD缶だが、氷点下の気温状況だとやはりやや頼りないという声は聞こえてくる。そこで同じOD缶でも低温時も強いプロパンが入ったより高価なハイパワーバージョンものであれば、かなりよいらしい。

このようなハイパワーバージョンのものは、実はCB缶にも存在している。

しかし共に1缶の価格がかなり高く、お湯を沸かすコストはかなり上がってしまう。

液体燃料系

バーナーで使用される燃料としてOD缶やCB缶は気体燃料が用いられているが、液体燃料を使用するものがある。コールマンのランタンがホワイトガゾリンを使うのと同じで、液体燃料の代表だ。それ以外にも灯油、車のガソリン、ディーゼル、ジェット燃料なんてものある。

バーナーのメンテはやはり必須事項だし、トラブルもOD缶やCB缶のものに比べると多いかもしれないが、灯油が使えればコストはかなり抑えられるし、寒い時期でも安定した熱量をもたらしてくれそう。

かなり気になりますなぁ。

最後に

このキャンプ場で初の連泊!の予定だったけど、撤収の日は朝から雨という予報が気になっていた。そう、雨の中での撤収作業や、濡れたテントやタープの後処理のことを考えると、2日目の夕方くらいに帰ろうという結論に至った。

せっかくの連泊予定だったのに…

まぁ、よい。一泊+αでかなり長い時間楽しんだし、これまで考えてきた自分のキャンプスタイルにまた一歩近づけた感触もあった。

同時に上記のバーナーの件やテント内の底冷え対策もちょっと考える余地があるなど、今後への課題も見つかった。

食事も楽しかったし、愛犬もとても楽しんでいたし、もちろん山鳥の森オートキャンプ場自慢の温泉は当然ながら最高だった。これだけ冷え込んだのに満員だったのは、このキャンプ場の素晴らしさを物語っているんだろうなぁ。

やっぱりキャンプは楽しい。

 

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