キャンプは思い出に残る楽しいイベント
そもそも大好きなアクティビティーであるキャンプ、当然のごとくいつどこに行っても楽しく、思い出に残る。
ギアを吟味して車にヒーヒー言いながら運び込んで、荷室いっぱいに詰め込む。道中に寄った道の駅やローカルなお店で買い求めたもの。暑い中設営したテントの姿が格好よくて、なにやら自己満足。結露にまみれたテントを必死に拭いて、チェックアウトの時間を過ぎそうになったこと。車が故障して高速のPAでレッカーされたこと…
いいこともよくないことも、まぁいい思い出だ。そして不思議なことに悪いに部類される思い出、特に調理に関してはなぜか鮮烈に胸に刻まれていることが多い（笑
インスタントラーメンの恐怖
これは中学2年生の時に同じクラスの友人2人と共にダム湖にバス釣りキャンプに行ったことのことだ。
中二病真っ只中のキャンプなので、食料・水・テント・釣り道具以外はまともなギアなんて持ってもないし、当然持っても行かない（苦笑
夕方になってそろそろお腹すいたなということで、お手軽食料の王様、インスタントラーメンの登場だ。
細いストレート麺がデフォルトの福岡では非常にポピュラーなインスタントラーメンで、福岡のメイカーのマルタイが製造販売している。
まずは缶入りの固形燃料に加えて辺りに転がっている薪でお湯を沸かし始めたのだが、焚き火で水を沸かすのって以外と時間がかかる。3人分のお湯となるとなおさらだ。
ところがさすが中二病に病んでいる野郎3人、猛烈に腹減ってきたことをいいことに、水が沸騰する前に麺を入れてしまったのだ！これが悪循環の始まり（笑
まだ沸騰してないからそのまま温め続ける→麺がどんどん伸びてくる→麺の小麦粉成分が溶け出してくる→水にとろみが出てくる→粉末スープを入れる→なにやらスープの味が信じられないほど濃い！→とても食べれたものじゃない！
結局その晩はなにも食べず、疲れて寝てしまったなぁ〜（苦笑
グレーのチーズ？
キャンプの時のスペシャルな調理法としてスモーカーを使った燻製がある。僕も手持ちのSOTOのレギュレーターストーブ ST-310を使用できるタイプということで、たくみ香房にスモークダクトを付属させて使用している。
ところが初投入した時のことだ。火加減さえきちんとしておけば温度計はいらないだろう、なんて考えのもと桜のチップを燻し始めた。ところが謙虚な気持ちがあるせいか、チップがいい感じにならずすぐに火が消えてしまう。そこで少し火を強めた。そして別の調理を始めた。
ん〜なんか燻されているのとはちょっと違った匂いがするなぁ〜と思いのぞいてみると…
チップに火がついているではないか！燃えてる！燃えてる！
結局スモークではなく炎を浴びせられたチーズは無残にススにまみれてグレーに。なのにいい香りはしないという…（苦笑
手がススで汚れるチーズになった（笑
パスタの惨劇
簡単に調理できてスペシャル感があり、とてもおいしいアヒージョ。材料をスキレットに入れて火にかけるだけでいいので、手軽でいいよね。
砂ずりのアヒージョ。うまい！
我が家では残ったオリーブオイルな具材を使ってペペロンチーノを作る！もうね、これがね、まぁうまいのですよ！熱せられてほぼ溶けてしまっている大量のニンニクの味が染み出したオイルは最高ですよ！
出典：ユニフレーム
パスタを調理する時に使うのはユニフレーム fan5 duo。セットされている3合炊きの炊飯鍋は最高の逸品だが、それ以外にも鍋が二つ、ザル、フライパンと十分すぎる内容。大きな鍋でパスタを茹でて、ザルでよく水分を切り、フライパンであらかじめ温めておいたアヒージョの残りの中にパスタをと投入、軽く煽って塩味を調整すればできあがり！
スキレットをそのまま使えば？という声もあるかもしれないが、鉄製のスキレットは全体に熱が伝わるのでパスタが熱くなり過ぎて伸びてしまう。なのでfan5 duoのアルミのフライパンが最適。
ところがこのセットのフライパン、柄は木製でねじ式になっている。そう、使用前に柄をねじ込んでおかなければいけない。ところが悲劇は起こった。
最後の仕上げも終わり、さあパスタをさらに盛りつけようとした時、パスタがフライパンの右側に寄った。そう、柄のネジが緩む方向に重量がかかってしまった！
次の瞬間、フライパンは見事に左にクルッと回転し絶品ペペロンチーノは全て地面に…
柄のねじ込みが甘かったんだろうなぁ…
自業自得だ（苦笑
最後に
こうやって食べ物に関しての失敗ってのは、その時はまぁがっかりすることが多いよなぁ。マジで凹む（笑
でも時間が経てば笑える思い出となり、その失敗はほかの思い出よりも強烈に心に留まっている。そりゃ失敗しないに越したことはないけれど、いい思い出としていつまでも残るって悪くないよ。
みなさんのどんな思い出がありますか？
