面積が必要
なぜだろうか、キャンプでは常にテーブルの面積ってなぜかいつも足りない。車載時のスペースの問題もあるので、そう簡単にテーブルの数を増やすわけにもいかないし…
その一つの理由としてロースタイルってのがあるのだろうか?何をやるにしても座って行うので、それぞれの用途にあったテーブルが必要になっているのか?例えば食事をするためのテーブルと調理をするテーブルが必要になってくる。しかも調理用はツーバーナーなどの火器にまな板、食材や調味料を置いたりと結構な面積が必要になってくる。
物色してみる
ということでアレコレ物色してみた。
例によってキャンプ系の家具はできれば木製で揃えたい。まず目に入ったのが折りたたみ式やロールトップ系の木製テーブル。
テントファクトリー グランドテーブル
バイヤーオブメイン ロールトップテーブル
お手軽なものから高級品まで色々あるので、選択肢が広がるね。実際にあれこれ探してみたのだが、一つの問題が浮上した。やはり愛用してるUNIFLAMEの焚き火テーブルの高さが同じだと最高かなと。
もちろんそうそう都合よく同じ高さで好みのテーブルなんて見つからない。であれば作るしかないね(笑
設計
木製テーブルを作るにあたり、重要視したのは以下の通り。
- 簡単に組み立てられること
- 小さく収納できること
この二つを軸に販売されているものや先輩キャンパーたちがDIYしたテーブルを色々みることにした。すると多く作られているのは、真ん中から折りたためるタイプと非常に手の込んだロールトップだった。
もう少し作るのもキャンプサイトで簡単に組み立てられるのはないかな〜と考えついたのは、天板に脚をはめ込むタイプ。天板に雌ネジ、脚に雄ネジを組み込んで、以前作成したランタンスタンドのように脚を回してはめ込むものだ。
このランタンスタンドを作成した時に思ったのが、脚を回転させてはめ込むって作業は思ったよりも骨が折れるということ。手首が腱鞘炎になりそう。今回はテーブル2台作りたいので、8本の脚をひたすら回すのは厳しいかも…(笑
で思いついたのが、古いちゃぶ台で使用されていた脚をパタンと折りたたむ方式だ!
上の脚は簡単に折りたためてとてもいいのだが、なんだか居間のちゃぶ台感が強くなる。一方後者は脚そのものを自前で作るので、好みの高さに微調整できる!ということで折れ脚金具を使って作ることが決定!
材料
- 折れ脚金具:4個
- 未組み立てすのこ:1個分(完成寸法:75cm x 42cm x 1cm)
- ワンバイスリー材:1.9cm × 6.3cm x 34.7cm 4本(脚として使用)
- あて板:9cm x 41cm x 1.2cm 2枚
- ビス:適宜
なんとかして極力切った張ったを避けて、なおかつ安上がりにできないかと考えていたら、すのこのことを思いついた。とはいえ天板から釘が打たれてるし隙間もあるのでどうだろうかと思っていたら、ネットショッピングですのこ製造業者を知った。どうやら製造直売をやっているようで、購入申し込みがあってから組み立てるとのこと!(購入当時。現在はどうだろうか?)だったら組み立てずに送ってもらうことも可能かどうか尋ねると、問題ないとの返答が!
これでサイズがきれいに揃ってカンナまでかかったテーブル一つ分の天板の材料が800円以下(送料含まず)で入手できた!
脚となるワンバイスリー材は近所のホームセンターで購入し、カットしてもらった。もちろん自分でカットすることは全然可能だけれど、 脚として使うので切り口がより垂直になるように大型の機器で切ってもらった方が間違いないからね。
組み立て
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天板を隙間なく並べ、すのこの材料として付属してきた角材を真ん中に配置、裏側になる角材側からネジで止める。天板からネジがはみ出さないよう、長さを事前に測ってから使用を。
- 天板と脚、あて板に好みの塗料やワックス等で塗装する。
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あて板を天板裏側の両端にセットしネジで止める。後ほど折れ脚金具をネジ止めするので、ネジの位置を考慮して。
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あて板の上から折れ脚金具をネジ止め。
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最後に脚を折れ脚金具にネジ止めして完成。
今回UNIFLAMEの焚き火テーブルの高さと同様にするために脚の長さを34.7cmにしたけれど、天板のサイズが小さかったので折れ脚金具を天板の四隅に設置すると、脚が長過ぎてフラットに折り畳めなくなった。よって何やら妙にオフセットした脚の設置位置になったけれど、まぁ何とかなっているのでよしとします(笑
あと脚を角材ではなく板状のものにした理由は、折り畳んだ時になるべく薄くなるようにと思ったのと、少しでも軽量化できればという思いから。
最後に
同時に2台のテーブルを作成しましたが、かかった費用は4,000円程だったかと思います。市販のものが完成度も高くより軽量で小さくたためると思います。とはいえDIYをする楽しさ込みでこの値段なら、少々のことは犠牲にしたとしても納得の結果。
クルマから降ろして、脚を拡げて設置までものの15秒程。実際にキャンプサイトで使用するとなかなかいい感じです。ネジ止めも全て裏から行ったので、天板は真っ平らでちょっと気持ちよい(笑
実はもう一台テーブルが必要かなと思っているので、現在思案中です。しかしながらヘンテコなものを考えているので、もうしばらく設計に時間がかかりそう。制作のメドが立ったらその過程を詳しくお伝えします!