ツボをつく商品群
最近よく耳にするようになってきたFIELDOOR(フィールドア)。圧倒的コストパフォーマンスを持ちながら、なにかとキャンパーの気持ちをくすぐってくる商品を次々にリリースしてきて目が離せない。
そんな中、あんなのやこんなのも出してくれたらいいのに〜なんて思っていたら本当にリリースされてビックリなウッドロールトップテーブルとカーミットチェアのような佇まいのクラシックチェア。
ではさっそく見てみましょう。
FIELDOOR(フィールドア)ウッドロールトップテーブル
最近ではよく見かけるようになった木製のロールトップテーブル。しかしながらこれまでは規模の小さいメイカーがリリースしていることも多く、おいそれとは買えない値付けがされており、多くのキャンパーの憧れの商品の一つであった。
それがどうだ。2019年5月20日現在の価格では、1万円を大きく下回っているという、驚きの価格だ。
金具とゴムのキャップは黒で統一されている。テーブルトップで使用されているテープと色が統一され、非常に恰好よい。ブランド名はテーブルトップのサイドに折り曲げられる部分に小さく入っていて、主張しすぎずよい感じですな〜。
脚部は小さく折り畳め、天板はくるくると収納できる。そのため高さ45cm、90cm×60cmという大きさの天板を持つテーブルが、90cm×12cm×23cmというかなり小さなサイズで付属のバックに収納できる。
なにかと荷物が多くなりがちなオートテント、しかも不足しがちなテーブルスペースを補うにはうってつけの一品になりそうだね。
スペック
サイズ | 使用時 : (約)90cm×60cm×45cm 折りたたみ時 : (約)90cm×12cm×23cm |
重量 | (約)7.4kg |
材質 | 天然木(ブナ材)他 |
耐荷重 | 30kg |
FIELDOOR(フィールドア)クラシックチェア
もう一つは多くのキャンパー憧れのカーミットチェア風の木製チェアだ。カーミット風と書いてはいるが、正直なところ瓜二つ?と言った感じだ。では本家との違いは何だろうと?とスペックを見てみると、決定的な違いは使用されている木材にある。
カーミットチェアに使われている木材はオーク、そしてウォールナットシリーズでは文字通りくるみが使用されている。オークは高価な家具やフローリング等にも使用されている。ウォールナットはさらに高級な木材で、家具等はかなり高額なものが多い。
一方フィールドアで使用されている木材はブナ。粘りを持つ特性で、脚物家具に多く用いられるらしい。
確かに銘木って惹かれるものではものではあるけれど、木製のチェアとしてきちんと仕事してくれれば問題ないよね。
座面と背面はキャンバスが使用されていて燃えにくいので、焚き火チェアとして最適!そして手すりも木製。丁寧に面取りされた部材が使用されているように見える。
上のテーブル同様、このチェアも組み立て式なのでかなり小さく収納することができる。(約)63cm×12cm×15cmのサイズまで分解・折りたたみができるので、持ち運びも楽勝だ。
ちょっとした場所の移動の際にはもちろん分解は必要なく、半分に折り畳むことが可能なのでラクチン!
仕事はきっちり
このチェア、国内検査機関で対荷重試験を行い、静止対荷重100kgをクリアしているということで、安いから壊れやすいというものでは、どうやらなさそう。
スペック
カラー | ブラック・カーキ |
サイズ | 使用時 : (約)54.5cm×61cm×66cm 折りたたみ時 : (約)63cm×12cm×15cm |
重量 | (約)3.65kg |
材質 | キャンバス(コットン) / 天然木(ブナ材) 他 |
耐荷重 | 100kg |
最後に
ここ最近、コストパフォーマンスを伴ったこの手の商品といえば、キャンプ用品販売大手のナチュラムのオリジナルブランドである、ハイランダーというイメージがあった。しかしここにきてその牙城を崩さんとばかりにフィールドアが攻勢をかけてきた。
僕らキャンパーとしては、こういったコスパに優れた商品が試乗に出回るということはうれしいばかりだが、フィールドのコスパはかなり抜きん出ている印象が強い。
よくその商品の内容を見極めて自分にあったギアを手に入れて、キャンプを楽しもう。