もくじ
ようやく終わり行く夏
今年の異常とも思われる暑い夏がその勢いを少しづつ弱めて、わずかながら秋の気配を感じられるようになってきた。ここ九州でも最低気温がどんどん下がってきて、山あいのキャンプ場エリアでは最低気温が一桁台に近づいてきた。このまま下がっていけば、月末には少々寒い気温の中、秋を思いっきり感じながらのキャンプをおこなえそう。
そう、ようやく本当に楽しいキャンプのハイシーズンがやってくる!
想像以上の寒さ
キャンプ場はほとんど場合、山にあることが多いけれど、これがくせものだ。昼間は街場より少し気温が低いくらいでも、日が陰ると途端に気温が下がり、あっという間に想像以上の寒さになりびっくりしてしまう。当然ながら夏用の薄いシュラフでは寒くて一睡もできなくなるのは目に見えているし、寒い中震えながらの晩御飯も楽しくない。

そこで暖房器具を準備して、ぬくぬく快適な空間でキャンプを楽しみたいよね。
様々な暖房器具
一口に暖房効くといっても様々な種類があるから、自分の好みや経済性に安全性、利便性等を考慮して揃えたいね。
ホットカーペット・電気毛布
電源が使えるとキャンプ専用の暖房機器を用意せずとも、家庭用の暖房機器が使えるので、寒い時期のキャンプの敷居がグッと下がるね。しかも燃焼による一酸化炭素の発生の心配もないので、安心して眠れるよ。しかも消費電力が小さいから、他の電化製品との併用も可能かも。
ホットカーペット
インフレーターマットやマットの下の敷いておくとマット全体があったかくなって、寒い時期には強い味方になるよ。外気にもよりけりだけど、温度設定は「強」にしておかないとマットを通じて熱が感じられないかもしれない。
電気毛布
シュラフの下に敷いたり上にかけたり、あるいはシュラフの中に忍ばせたりと何かと使い勝手がいい電気毛布。
電気ストーブ・セラミックヒーター
発熱量があまり大きくないので、単体では幕内を温めるには少々厳しいかも。だけどホットカーペットや電気毛布との併用だといいかもしれないね。
カセットボンベストーブ
様々なキャンプギアで使用するCB缶を使用したストーブは、電源も必要なく、手軽に暖をとることができるね。連続燃焼時間は比較的短いから、寒い時は十分な数のCB缶を用意することを忘れずに。
注意したいのは、使用中は一酸化炭素を発生させることだ。ヘタすると命を落としかねないので、幕内での使用の際はテント上部の換気を必ず行い(一酸化炭素は空気よりも軽い)、なおかつ一酸化炭素警報機を使用するなどして万全の準備を怠らずに。
センゴクアラジン ポータブルガスストーブ
先日発売がアナウンスされ、10月半ばには実販売が開始とされるかわいらしいカセットボンベストーブ。カセット式ストーブとしては発熱量が高いので、冬場は強い味方になりうるかも。
SEIKOH カセットガスストーブ
市販のガスボンベ1本に付き約3時間の使用ができるらしいので、一泊であれば3〜4本あれば十分だね。発熱部分の角度を変えることができるので、用途に応じた防寒対策が可能に。
灯油ストーブ
テント全体を暖かくするには、やはりこれだろうね。確実に快適な時間を過ごせる温度をもたらしてくれるはず。
ただし灯油が別タンクに入っているものは、灯油を入れたままにして運ぶと、灯油が漏れてくるので十分な注意が必要。一般的にはアラジンのように灯油タンクが下についているものがおすすめ。
あとアラジンに代表される「対流式」のストーブは最上部から暖かい空気が出てくるけど、炎の周りはほとんど暖かくない。ご注意を(笑
薪ストーブ
もっともキャンプらしく、しかも敷居が高いと感じるのが薪ストーブだね。とても暖かくキャンプのアイコンになっているけれど、幕内での使用は推奨されていないことも多いので、注意してくださいね。
注意すべきこと
結露
テント内の温度が高くなればなるほど(外気との温度差があればあるほど)幕は結露する。湿っているというレベルではなく、触った手が濡れるほど。
撤収に向けて幕の乾燥をさせるにあたり、とても便利なのがマイクロファイバー。普通のタオルより水分を多く吸収してくれるので、少ない枚数でも濡れた幕を拭き上げてくれるよ。
一酸化炭素探知機(一酸化炭素警報機)
電源サイトで電気製品を使用して暖をとるのであれば問題はないはずだけど、カセットボンベ(CB缶)や灯油ストーブ、薪ストーブを使用してテント内を温める場合に絶対必要なのが一酸化炭素探知機。
ちなみに一酸化炭素は空気より軽いので、極力高い位置に設置しよう。下に置いてると一酸化炭素が充満してから警報がなるので、意味をなさなくなるからね。あと幕の上部にベンチレーションがついていれば、開けて暖房を使用すると一酸化炭素が換気されやすくなるはず。
命に関わることなので、必ず使用して事故を未然に防ごう。
最後に
一口に「暖房」といっても様々なレベルのものが幅広い価格で用意されているので、自分のテントと予算にあったものを選んでみよう。
寒い時期に暖かく過ごせるキャンプができれば、脱初心者!色々と試行錯誤して自分にあった方法であったかくキャンプしよう!