思い出

中学生の時、ダムの辺りでキャンプをしてブラックバスを狙ったことがあった。
町内会から借りたカーキ色のコットンテントは自衛隊か他国の軍の?っていう風貌。まぁ馬鹿でかく、とんでもない重量だったのを覚えている。あまりの重さに僕の荷物は友人に持ってもらって、重たいテントを担いでヘロヘロになりながらひたすら自転車を漕いだなぁ。

夜は焚き火はしたけどそれ以外の十分な照明なんか当然持っていないので、薄暗いなかうろうろしてたらペグを思いっきり蹴ってしまった。つま先で(泣

トラウマ

焚き火をして棒ラーメンを調理している最中に起こった悲劇。ペグにケンカを挑み、実際に涙を流すほどコテンパンにやられて以来、トラウマとして今も心にあの痛みとともに刻み込まれている。
今ではペグをなるべく深く入れるよいにしているのはそのためかな。もう必死になって打ち付けるのだ。親の仇のごとく。
抜くのは少々大変だけど(笑

危険がいっぱい?

こんなケモノにいつ噛まれるかわからないし…(笑

考えてみればキャンプの最中ってそれなりに危険が伴うことが多いいよなぁ。
上にあげたペグを蹴飛ばすだけではなく、重たいギアを車に運んでいる時、食材を調理中のダッチオーブンやスキレットなどなど、薪の束なんかの重たいものや尖ったものもを持ち歩くことが多々ある。

あとは炭火や焚き火だ。
火がついた薪や炭をいじってる時に何か間違って足に飛んできたり落としたりするかもしれない。

おー危ない危ない(笑
おじさんは二度と足に痛い思いをして涙を流すのはイヤなので、常に革のブーツで武装し、我がつま先を守ってる。

愛用しているのは…

日常ではドクター・マーチン、トリッカーズ、ジョージ・コックス等のイギリス系のブーツを愛用し、パンクを気取っている。一方キャンプにいく時はレッド・ウィングの皮が分厚くがっしりと守られている感が好きで、とても安心して着用できる。

足を守ってくれる安心感たるや(笑

このレッド・ウィングに出会う前はダナーを買うんだろうなぁと漠然と考えていたけれど、アウトレットショップで偶然出会って以来お世話になっている。

そういえばつい先ごろダナーとスノーピークのコラボブーツであるDANNER FIELD PRO.を発表したね。
製造をアジアに移したことで随分と求めやすい価格設定になっているので、ちょっと一考したいところですな。

キャンプギアとして

このブーツの何がいいかっていうと、まるでビンテージキャンプギアのようなものだから。
現状では履き始めてから数年しか経ってないけれど、ブラシをかけて日々の使用からくるホコリを取ってあげて、オイルを入れて皮を潤してやる。こういう日々のメンテナンスって、使用後のテントをきれいにして次回に備えたり、古いランタンをメンテしながら使用し続けるのに似ている。こういう日々の手入れが、年月を経てビンテージになれるプロセスだよな。

なんかこういう作業って、週末にたまーに行う薪割りや刃物を研いだりする無心になれる瞬間なんだよなぁ。
モノを育てているつもりが、自らの心を癒してくれている、なんとも言われない幸せ(笑

最後に

まめに手入れをしてあげれば15年、20年あるいはそれ以上履くことができると言われるレザーシューズ。
これからもいろんなところに一緒にキャンプに行って、その後のメンテのたびに僕の心を落ち着かせてくれることを願ってます(笑