春・秋のキャンプに使ってみたい
ソロや2名での軽装キャンプでは、MSRのエリクサーにヒルバーグのタープという組み合わせで楽しんでいる。さほど寒くない時期なので焚き火をしている時間帯は、全くと言っていいほど寒さは感じない。ただ焚き火を消して、僕的のキャンプの楽しみの一つである温泉に入って寝るまでのまったりした時間はさすがに冷え込んでくる。
タープの下で灯油ストーブのフジカハイペットに火を入れても結構寒い。おいおいキミの実力はそんなものか?と疑ってしまうほどだ。
やはり灯油ストーブは小さな空間で使用するからこそ、その実力を十分に発揮できるんだと実感する。
タープの代わりに小さなシェルター
そこで以前からニーモのヘキサライト 6Pを春や秋頃のキャンプで使ってみたいなぁと思っている。よくある小さめのテントをシェルターの中に設営するカンガルースタイルだ。
これによってテーブルやチェアをおいてくつろぐリビングスペースが幕内になり、少々気温が低くても快適に過ごせるなぁ〜と思っている。さらにヘキサライトはアレンジ次第で様々な使い方ができるというのもポイント高い。
まさかのTC!?
これまでニーモはポリコットンとは縁遠いメイカーと感じていた。常に軽量なギアを提供しているからだろうな。同様にMSRやヒルバーグもそんな感じ。
にも関わらず2019年モデルで一番人気のモデルと思われるヘキサライト 6Pにポリコットン素材を使用したヘキサライト エレメント 6Pをリリースしてきた。併せてタープのシャドウキャスターにもポリコットン素材のものを投入してきた。
近頃ポリコットンの幕が多くリリースされているので、それに乗っかってきたのかな?はたして本国ではどうなんだろうと思い、調べてみたら、なんとポリコットンどころがヘキサライトというもの自体が存在しない…
ひょっとしたら日本オリジナルの商品なのかもしれないね。
スペック
サイズはポリエステルモデルと同じ。ただしポリコットンを使用していることもあり、重量は約2kg増えている。
サイズ | 561cm(幅) x 470cm x 226cm(高さ) |
就寝人数 | 6名 |
最小重量 | 7.6kg(本体)+ 1.5kg(ポール) |
本体素材 | TC(ポリコットン) |
フロア面積 | 19.2m2 |
素材に関してメイカーから下記の内容が発表されています。
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エレメントシリーズに使用されているTC素材はコットンが混紡されているため、吸水性が高く、一般的なテント/タープの素材と比べると乾きにくいという特性があります。
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生地の特性上シームテープによる防水加工が施されておりません。雨天時は縫製部分やジッパー等から浸水することがあります。このような箇所にシームグリップ等のジェル状の目止め材を使用いただくことで浸水を軽減することができます。 ※完全な防水性を保証するものではありません。
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結露等により本体内側に付着した水滴が強い雨や風の衝撃及び振動で雨や霧のように本体内に落ちてくることがありますので予めご了承ください。
ヘキサライト エレメント 6Pの利点
サイズはこれまでのモデルと同じにも関わらず、素材がポリコットンになったということで重量はかさんでいるこのモデル。なぜキャンパーたちがざわめいているのかというと、結露に強く暖かいというポリコットンの利点はもちろんのこと、幕に近いところでの焚き火や幕内で薪ストーブを使えることに他ならない。
軍幕っぽい雰囲気のヘキサライト内で焚き火とは贅沢に映る向きもあるかもしれないが、まぁそこはよろしいかと思う。自分が好きなスタイルで楽しめるのがキャンプの醍醐味でもあるわけだし。
最後に
最近はゼインワークスやローベンスのモノポールテントが魅力的に感じているけれど、小さなテントをカンガルースタイルで楽しむのもいいよなぁ。しかもポリコットン幕を所有していない僕には、いい入門シェルターのような気もする。
カンガルースタイルならソロ〜2名まででゆったり過ごせそうなヘキサライト エレメント 6P。
もう売り切れてるんだろうなぁ〜(苦笑
ページ最上部の画像 出典:NEMO EQUIPMENT