やったことないことにチャレンジすることでキャンプはより楽しく

キャンプは非日常のカタマリ

キャンプの何が醍醐味といえば、それは圧倒的な非日常感。自らの力で家(テント)を建てて調度品を揃える。時間をかけて明かりを灯し(ガソリンや灯油のランタンの場合ね)、さらには調理や暖をとるための焚き火の準備。

クルマを降りてキャンプサイトに脚を踏み入れた瞬間から、全ての荷物をクルマに詰め込んでエンジンをかける時までの短いとはいえ濃厚な非日常体験だ。

いや、食器の洗い物とかやってることはいつもと同じと言われる女性陣のみなさま、ごもっともです。野郎代表として謝ります。すみません(苦笑

やったことないことは楽しい

キャンプの楽しさのコアの部分というのは、このやったことないことをやってみる楽しさだと思う。そしてこれこそ常に新しいものを求める、物欲というとても崇高な宗教にも似たおしえがある(笑

そう、キャンプというアクティビティーがこの世からなくならない限り、新しいキャンプギアは永遠にリリースされ続ける。あれはもう持っているから大丈夫と自分に言い聞かせても、新商品が出たと聞けばショップに観に行ってしまう。あるいはあの新商品があればキャンプが劇的に楽になるとか便利になるという言い訳を盾にして、自分の物欲を満たそうとする。

これらの新しいギアをサイトで使う時の満足感といったらないよね(笑

キャンプ飯もそうだ

キャンプの時に調理する、いわゆるキャンプ飯も普段作ったことのないものを、ここぞとばかりに調理することがないだろうか?

燻製はそのいい例だと思う。自宅ではモクモクと煙を出してしまう調理はしづらいというのもあるし、なかなか普段の食事の一品やつまみにするには時間と手間と時間がかかってしまう。いったい誰が始めたのか知らないが、キャンプにはぴったりの調理だね。

他にもダッチオーブンやスキレットを使用した料理もそうだし、バーベキューだってもちろんそうだ。今でこそニキスト(ニトリスキレット)やルクルーゼやストウブ等の海外製の鋳物の鍋が浸透してきて、日々の調理で使われてきていることはまぎれもない事実。しかしそれらの鍋を焚き火や炭火、はたまたツーバーナーで熱して調理すると、同じ素材を自宅で調理するのと百倍違うのは間違いない。

ちょっと気づいた

そういう僕もキャンプとなれば、上に上げたようなキャンプ独自の調理器具を使用してあれこれ調理してきた。ほぼ毎回そうしてきた。となると、当然キャンプ=凝ったキャンプ飯という図式ができ上がる。

確かに日常やらない調理法で日常口にしないタイプの料理をしているのに、なんだか身体が慣れてきたような気がして。なんだかギアありきの調理は確かにすばらしいけれど、ギアに踊らされてるななどと思ったり。

まさかの方向に

ということで、先日のデイキャンプは時間が余りないこともあって、思いっきり怠けてみた。調理器具はヤカンだけ。食材はスーパーで買ったカップラーメンとおにぎりだ。

焚き火をしながらコールマンのヤカンに入れた水が沸騰するのを待つ。そう、焚き火のだとなかなか水が沸騰するのに時間がかかる。焚き火に当たりながら暖をとり、ややそわそわしながら水が沸騰するのを待つだけで、なにやら楽しみでしょうがないよね(笑

実際に食しても、自分の中で想像していたものとは全然違う程うまい!

最後に

というのも、普段僕はカップラーメンを食べることが少ない。年間で3個くらいかな?となるとこれまで毎年キャンプで作ってきたキャンプ飯よりも全然少ない回数だ。今の僕にはキャンプ飯よりも非日常的な食べ物がカップラーメンだったという…(笑

毎回凝ったキャンプ作んなくてもよかったんだ…(苦笑
ようは普段あまり食べないものを屋外で食べればどんなものでもうまいということか。僕にとっては新しいキャンプ体験となった。

キャンプでやるべきことや、やらないといけないことの呪縛から逃れて、普段やらない新しいことをやってみると、ちょっとだけマンネリ化したキャンプがまた一層楽しくなるかも!