火起こし器や着火剤を有効に使って、バーベキューや調理に必要な炭の火起こしを簡単に

いよいよバーベキューシーズン到来

ゴールデンウィークが終わりこれからはしばし梅雨が始まる。この時期はなかなか屋外のアクティビティの予定を立てづらいけれど、運よく晴れればキャンプやまずはデイキャンプに出撃したい。

そうなるとやはり家族や友人とワイワイやりながらのバーベキューは格別だ。肉食べて、肉食べて、肉食べて、ちょっとだけ野菜食べてと楽しいこと間違いない。

火起こし器や着火剤を有効に使って、バーベキューや調理に必要な炭の火起こしを簡単に

ただ慣れているキャンパーであればそうでもないが、バーベキュー初心者に立ちはだかるのがそう、炭の火起こしだ。

炭には火がつきにくい

炭には様々な種類があるが、そんな種類の炭でも基本的には火がつきにくい。

よくバーベキューグリルの中に炭を置いて、直接チャッカマンで火起こししようと試みている画が思い起こさせるけれど、さすがにそれでは永遠に火はつきそうにもない。

そこで文明の利器を使って短時間に簡単に、そして安全に炭火を起こしてバーベキューや調理を楽しもう。

火起こし器

火起こし器とは、その名の通り炭の火起こしをするための道具だ。お手軽なものとして2種類がよく使われるスタイルかな。

鍋型

もうこれがもっとも簡単な火起こし方法だろうな。

炭を縦に並べてカセットコンロやバーナーで熱っせれば、あっという間に炭に火がつく魔法の小鍋。通常の鍋の使用よりも熱くなる可能性があるので、カセットボンベから少し離して置いた方だよいだろうね。

筒型

実際にキャンプやデイキャンプで見かけるのは圧倒的にこちらだね。見栄えのしないギアだけど、こんな筒状のギア一つで、いとも簡単に炭に火をつけることができる。

上の写真の商品だと、本体下部に空いている穴の上が網になっている。そこに炭を極力縦に並べていく。そして炭の下の部分で火を燃やせば、煙突効果で炭に火がついていくというものだ。

何を燃やす?

一般的に火起こしの時に使用されるのは着火剤だろう。

様々なメイカーからリリースされているので、好みのものを使うとよいと思う。ただ火起こしが終われば、直接食材を炙ることもあるだろうから、気分的には天然素材でできているものがいいなぁ。

着火剤なしでもいける

先日のキャンプの際、市販の着火剤は使用しなかった。使ったのは杉の枯葉と小枝のみ。山の中で拾ったものでも全く問題なく着火できるよ。

火起こし器や着火剤を有効に使って、バーベキューや調理に必要な炭の火起こしを簡単に

まず火起こし器に炭を縦に入れて焚き火台(バーベキューグリル)にセット

火起こし器や着火剤を有効に使って、バーベキューや調理に必要な炭の火起こしを簡単に

火起こし器の下部に杉の枯葉

火起こし器や着火剤を有効に使って、バーベキューや調理に必要な炭の火起こしを簡単に

そして空いた穴から小枝を刺しておく

火起こし器や着火剤を有効に使って、バーベキューや調理に必要な炭の火起こしを簡単に

杉の枯葉にチャッカマンで火をつければ、あっという間に燃え始める。

火起こし器や着火剤を有効に使って、バーベキューや調理に必要な炭の火起こしを簡単に

小枝もすぐに燃えるので、どんどん穴の中の奥に入れていき、必要に応じで枝を追加する。
火元に近い炭に火がつけば、自然と炭全体に火が回ってくる。

火起こし器や着火剤を有効に使って、バーベキューや調理に必要な炭の火起こしを簡単に

炭の量にもよるけれど、30分〜1時間もあれば完成。

新聞紙でいける(はず)

杉の枯葉なんかない!ということであれば新聞紙で代用できると思う。通常であれば新聞紙を燃やすことは反対だ。というのも軽いので、ちょっと風が吹けばお隣のサイトに飛んで迷惑になる。最悪の場合テントやタープに穴を開けるかもしれない。

今回なぜ新聞紙でもというのは、火起こし器の中に閉じ込めるので風が吹いても飛ぶことがないだろうということからだ。

軽く丸めたものですぐに着火させ、固く捻ったものでジワジワ燃やすため。ただし小枝はなんとか拾って使用すること。でないとさすがに新聞紙だけだと火持ちがしないからね。

最後に

残念キャンプランキングに必ず入ってくる、炭の火起こしができず食事できない、というやつ。きっと正しいやり方でやっていないのが原因だろうけど、誰だって初心者の時があるわけだし。

正しいギアを使って正しい着火剤を利用すれば、誰だって簡単に火起こしができるはず。ぜひ今年の夏のキャンプシーズンにはチャレンジしたいね!

そうそう、僕はこんな火起こし器を使用している。これは火消し壺にもなるので、バーベキュー後には炭をこの中に入れて消火する。消し炭(一度燃えた炭の火を消したもの)はまたすぐに火がつくので、次回の火起こしの際に炭の一番下に消し炭を忍ばせておくと、火がつきやすいよ。