寝れないのは辛い
キャンプを含めて旅先で何が辛いって、夜寝れないことほど辛いことはない。僕は枕が変わると途端に寝れなくなってしまう。こうなると翌日が辛くなるので避けたいが、やはり寝れないことが多い。
ある時屋外のイベント後に大きなテントに大人数で雑魚寝をした時だ。隣の人はタオルをソフトボール大の大きさに丸めて頭を乗せ、それを枕がわりにしてぐーぐー寝てる。一方僕は当然のごとく全く寝れず、タオルを丸めただけで寝れる彼を羨ましく朝を迎えたことがある(笑
まずはクッション
ここ数年キャンプを改めて始めるにあたり、やはり枕のことは懸念材料だった。とはいえさすがに普段使っている大きな枕をそのままキャンプサイトに持ち込むのも気が引けたので、まずは自宅のリビングのソファーに置いているクッションを持っていった。
自宅でソファーに寝転がってうたた寝する時にはなんともいい感じのクッションが、テント内のコットで使用するとなんともイマイチな感じに。なんだろうなあれ。気分が高揚して寝れない部分もあるかもだけど、どうも外泊ができない身体になっているのか?
アウトレットショップで見つけた!
そんなある日、訪れたアウトレットモールにあるコールマンでコンパクトインフレーターピローⅡが安くなっているのを発見!アウトレット価格ということも手伝って、一度試してみるかということに。
そして今年に入って、別のアウトレットモールに入っているロゴスでもインフレートまくらを発見し、やはりアウトレット価格で入手した。
この二つの枕、似ているけど寝心地は結構違ったよ。
スペック
コールマン コンパクトインフレーターピロー Ⅱ | ロゴス インフレートまくら | |
---|---|---|
使用時サイズ | 約48cm × 31cm ×9cm(高さ) | 約40cm × 30cm × 7~12cm(高さ) |
収納時サイズ | 約10cm × 32cm | 約8.5cm × 30cm |
重量 | 約280g | 約235g |
材質 | ポリエステル、ポリウレタンフォーム | ポリエステル、ウレタンフォーム |
付属品 | 収納ケース | 収納ケース |
備考 | ・表面は肌触りが良く滑りにくいピーチ加工 ・中のスポンジはカットした切れ端を利用 | ・自動で膨らむ!快適クッションまくら ・収納サイズは圧縮コンパクト |
価格 | ¥2,138(税込) | ¥1,620(税込) |
まずは基本的なスペック。大きな違いはないけれど、最も異なる部分が高さだ。ここがどちらの枕を選ぶかのポイントになるかもしれないね。
比較してみる
では実際に両者を比較していきましょうね。
ケース収納時
この手の商品に付属しているケースって結構キチキチで、商品を入れるのにちょっと苦労するなんてことがある。しかし両者ともにケースは余裕があるサイズで作られていて、収納も楽々。どれだけキレイに空気を抜けるかにもよるけど、コールマンの方がよりゆったりとしたサイズだね。
丸まった状態
ケースから取り出した状態を見てみると、大きな違いがある。これは中棉として使用されているウレタンフォームの量の違いからくるだろうと思われる、丸めた状態でのサイズ、特に直径が異なる。
一旦空気を入れてしまえばウレタンフォームって必要なのか?などと思ってしまうのだが、実際のところどうなんだろう。空気をほんのわずかだけ入れるような使い方をすれば、ウレタンフォームの有無と量は確かに重要になってくるかも。
でなければロゴスの方がより小さく丸めることができるので、持ち運びスペースが限られている場合はいいかも。
バルブを開ける
バルブを開けて広げると、空気を吸い込んで自然に膨らみ始める。画像は開けて1分ほどした状態。内臓のウレタンフォームが多いと思われるコールマンの方が、より早く広がる印象。
ちなみにポリエステル製の生地はどちらもほぼ同じに感じる。うっすら光沢があり、さらっととした感触。とはいえ汗を吸収してくれるような素材ではないし、汚れ防止でケースを自作したり、タオルを敷いての使用がよいと思う。
共に膨らむものの、実際に使用するには足りないと感じるキャンパーがほとんどだと思うので、口からバルブに空気を入れて、好みの高さに調整する必要あり。
空気を入れた状態
こうしてみるとロゴスの方が縦に長いのがよくわかるね。厚さは最大12cmのロゴスに対して9cmのコールマン。
大体同じくらいの固さになるように空気を入れた状態。ロゴスは横幅が少し短く、縦に長いサイズ感。そして見た目て最も違う箇所が中心の凹みを作るための形状。ロゴスは横に長くコールマンは円に近い楕円。
ロゴスは中心部分はさほど沈み込まない。
一方コールマンの方が沈み込みが大きい。
側面をみるとロゴスはほぼ均一な厚さに対して、コールマンは中心部分が薄くなっている。これによってコールマンはより中心部分が沈み込むように設計されているんだろうね。
寝心地
今回比べたコールマンとロゴス、一見は似ているけど頭を乗せてみると結構な違いが。
枕全体の厚さがほぼ均一で中央のくぼみの沈み込みも少ないロゴスに対して、コールマンは中央部分が薄くなっていて沈み込み量が多い。コールマンは頭が床と水平に近いポジションになるけど、ロゴスは頭頂部がやや上がるポシションに。
一方横向きに寝るとロゴスの方がしっかりとした厚みと変な沈み込みが少なく、首をよりまっすぐした状態で心地がよい。コールマンは中央が沈みやすいからか、厚みが足りなく感じた。
ここら辺は入れる空気の量である程度調節できると思うので、あくまで参考になればって感じです。
最後に
ほんのわずかな投資で睡眠の質がガラッと変わる枕、キャンプの時もやっはり同じだ。とはいえ個人それぞれに好みがあるので、どのメイカーのものを選んだらいいか迷うよね。
普段使っている枕や自分の寝方を考えて、より自分にあった枕に出会えれば、キャンプがより快適になることは間違いなし!