物欲:ZANE ARTS / ゼインアーツの2020年新作のPS-022 / GIGI-2(ギギ2)はツーポールシェルター!これはゼクー大型化の布石?!

ツーポールシェルターで大型化したギギ

2019年のデビュー以来、その斬新な形状で多くのキャンパーを驚かせ、魅了してきたゼインアーツ 。

そんな注目のゼインアーツ2020年の新作はツーポールシェルター!その名もGIGI-2(ギギ2)。

当然のことながら格好よい佇まいです。

出典:ZANE ARTS

ゼインアーツ の格好よさのワケ

これまではすべて平面だったテントが近年には曲面になった。カマボコテントはそのいい例。これはやはりポールの進化によってもたらされた形状の変化のはずだ。

そんな中ゼクーやギギは、曲線を徹底的に排除、四角いかたまりをナイフで直線的に削ってできたような、すべて平面で構成された、これまでにないテント/シェルターの形を表現することに成功した。

この不思議な形状に多くのキャンパーが魅了されたのではないだろうか。

ZANE ARTS / ゼインアーツ GIGI-2(ギギ2)

ではギギ2をじっくり見ていきましょうかね。

見た目

ギギ1とギギ2を見比べると、やはり同じ名前を冠しているだけあって形状はほぼ同じ。横に伸ばされて大型化し2本のメインポールで幕を支えている。

出典:ZANE ARTS

出典:ZANE ARTS

なんだか大きな三角形が2枚追加されて幅が広がった感じ。ギギ1同様に両サイドにサブポールを使って幕を立ち上げることにより、有効スペースが広がり居住性を高めている点も全く同じだ。

ワンポールとツーポールのシェルターといいう全くの別物を共通のデザインに落とし組むことができるのが、ゼインアーツのデザイン力の強みなんだろうなぁ。

なんだかかなり大きくなったみたいだけどサイズはどうだろう?

サイズ

さすがツーポールシェルター、かなりの大きさですな。750(幅)x400(奥行き)x220(高さ)cmと堂々の大きさ。

ゼインアーツの小杉氏がデザインしたサバティカルのTC素材のスカイパイロット(720(幅)x380(奥行き)x240(高さ)cm)も現物はかなり大きく感じたけれど、それよりもさらに大きい。

さすがにこれほどの大きさになるといわゆる区画わけされたオートサイトでは厳しい場合も出てきそうだね。

幕の生地

ギギ1は50Dポリエステルリップという表面にシリコーン、裏面にポリウレタン(PU)を加工する事で、高いレベルの引裂強度と防水性能を持った軽量素材を使用している。一方ギギ2はゼクーMやゲウと同様の75Dポリエステルリップが使用されている。

出典:ZANE ARTS

これにより引裂強度は縦方向が1.95kgfから3.15kgfと大幅に強化されることとなる。これはサイズが大きくなることで、幕そのものの強度をあげる必要性が出てきたのではと推測。

出典:ZANE ARTS

また裏面に施された着色されたポリウレタンは、縦糸と横糸の隙間を埋め、日差しの透過を軽減。夏場の暑さを和らげる効果があるとのこと。

設営

大型シェルターなのに、設営は比較的簡単らしい。

出典:ZANE ARTS

ギギ1やゼクーM同様、幕を広げてビルディングテープが取り付けられている四隅をペグダウン。このビルディングテープのおかげで簡単に四角形を作り出すことができるし、全体的な位置決めも容易になる。

それができたら2本のメインポールで幕を立ち上げればいとも簡単に自立してくれる。あとは追加のペグダウンやエクステンションポールで全体の形を作っていくだけ。

ゼクーMの時も感じたけれど、幕の素材が軽いからこそ設営が簡単という側面もあるだろうなと。もしサバティカルのスカイパイロットのようにTC素材の幕だったら、その重量で設営はかなり大変になることが考えられるなぁ。

十分すぎるスペース

出典:ZANE ARTS

これだけのサイズだから居住空間もさぞかしたっぷりあるはずだ。そしてそれに輪をかけるように、ギギの特徴であるエクステンションポールで壁を立ち上げて、さらなるスペースを作り出している。このエクステンションポールを使うのがゼインアーツの特徴であり、デザインと居住空間を作り出す大きな役割を担っている。

出典:ZANE ARTS

そういった十分なスペースを作り出す工夫のおかげで4人がゆっくりくつろげて、寝ることができそう!

オプション

ギギ2には珍しくオプションが用意されている。それはインナーテントだ!両端のエクステンションポールで作られたスペースに設置できる。

出典:ZANE ARTS

サイズ的には多分2名用、インナーテントを2個設置で4名で使えるのかな?

通常こういった大型のシェルターでは小さいテントをカンガルースタイルで使用することが多いけれど、インナーテントがあれば設営も簡単だろうし、スペースをより有効に使えるのでぜひ取り入れたいね。

最後に

これまでギギ1はソロ用かなぁなんて考えてたら、まさかのツーポール化で巨大シェルターに。その姿はまるでMSRのパビリオンのようで、とても美しい。スカートが付いていれば寒くなっても使えそうなんて思ったりもするが、かなりおもしろいシェルターであることは間違いなさそう。

そしてこうなってくるとどうしても期待してしまうのがゼクーの大型化。あえて今のサイズがMとなっているので、Lサイズが出る布石にしか思えないけれど、果たしてどうだろう?

楽しみにしとこう!

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