レビュー:ゼインアーツ ゼクーMを試し張り!2019年の2ndロットはここが違う!

超絶人気のゼインアーツ ゼクーM!

2018年末に発表された時、あまりの美しさにポチる寸前までいったゼインアーツのゼクー。その後すぐに予約が打ち切られ、若干の後悔をしつつもファーストロットには何かがあるかもしれないという思いを胸に、踏みとどまった。

その後の動向をあれこれチェックしていたが、ゼクーMには特に問題や不備な点は聞こえてこないので、時期ロットは絶対に!と思い2019年5月に第二弾予約が始まった時には、速攻で予約を行った。

そんな第二弾がようやく手元に届いたので、早速試し張りを行った。

内容物

バッグの外側に2箇所設けられているコンプレッションベルトで締め付けられたバッグは、思ったより小さく軽い。

これまで幕が厚いツールームテントを使用してきたので、その小ささに驚くやらワクワクするやら。

そんなバッグを開けると、きれいに折りたたまれたフライシート、リビングシート、2種類のペグが21本とロープにトライアングルハンガーが小さなバッグに、センターポールと3本のエクステンションプレームが入ったバッグという布陣。

ゼインアーツというと幕のベージュという色が刷り込まれているが、バッグやリビングシートはグリーングレーといった感じの色。

バッグにはブランドのタグが付いていて、こういったところがデザインを売りの一つとしているメイカーのニクいところだ。

ペグ

ペグはフライシートをペグダウンするためのYペグとガイロープ用のVペグの2種類が用意されている。Yペグの方が長くなっていて、それぞれのヘッド部分のデザインが異なっている。

この軽量ジュラルミンペグにもロゴが印刷されていて、所有欲をくすぐられるんだよなぁ〜(笑

ちなみに使うのが勿体無いという思いとすでに鍛造ペグを持っているので、このペグは使わずに取っておきます(笑

センターポール

長さ250cmのセンターポールは直径3cm、6000番台のアルミが使用されていて、とても軽い。

ピカピカに磨かれたポールはガンメタリックにうっすら紫が追加されたような色。これまたこれまであまりみたことない色で、なにやらうれしくなるもの。さらにロゴが印刷されているので、上下を間違うことなく使用できる。

画像下のピンクは、反射している僕のTシャツです(笑

そうそう、このセンターポールはショックコード内蔵なので、4分割のうちの1本をなくすなんてことはなさそう(苦笑

ロープ・自在金具

ロープは黒ベースに白が織り込まれている。自在金具も黒でロゴ入り。

試し張り

試し張りの目的は三つ。早く設営した姿をみたいという思い。そして本番で戸惑わないようにするための予行演習。最後にガイロープをフライシートに取り付けるというところ。

今回赴いた場所は地面がうっすらと湿っていて、試し張りで幕を汚すのもなんだかなぁ〜という思いから、ブルーシートを敷いて行っています。見た目はやや残念ですが、ご了承を(苦笑

四角を作る

幕を広げて、2本のグレーのビルディングテープの各コーナーをペグダウンして四角形を作る。

モノポールテントの設営が初めての僕は、このグレーのテープを所定の位置に持っていくのにやや戸惑ったが、次回からはすんなりペグダウンまで漕ぎ着けることができるはず!

センターポールを差込む

幕の中に潜り込んでセンターポールを差込む。

あっという間に立ち上がる。なんだかあっけないほど簡単に立ち上がるのでやや拍子抜け感すらあるのだが、これこそが求めていたモノポールシェルターの美点だね。

残り2箇所をペグダウン

ゼクー のフロアは六角形なので、残り2箇所をペグダウンする。

頭頂部の少し下にあるのがベンチレーションだ。さらにここがゼクーの特徴である大きなエントランスになるパネル。エントランスの位置極めするにあたり、このベンチレーションがいい目印になりそう。

エクステンションフレームの取り付け

エクステンションフレームの取り付けは3箇所だ。これによってゼクーは通常のモノポールシェルターでは得ることができなかったスペースを生み出す、このシェルターのキモとも言える部分だ。

今回のセカンドロットでは取り付け方法が異なっている。最初のロットはフレーム上部の「へ」の形のフレームへはフックが用いられていたが、今回はバックル式へと変更になっている。

【変更箇所1】
エクステンションフレームの上部の取り付け方法がフック式からバックル式に変更

ロープのペグダウン

15箇所あるペグダウンのうち、ゼクー の基本的な形を作り出す6箇所をペグダウンしてみた。

これまで幾度となくSNS等で見てきたゼクーの美しい姿が目の前に!う〜ん、満足!

ベンチレーション

モノポールシェルターの弱点とされるベンチレーションの対策も抜かりないゼクー。

それぞれ3箇所、計6箇所のベンチレーション。下の大きな方はメッシュを巻き上げてフルオープンも可能。今回もこれを1箇所開けると、風が幕内に一気に流れ込んでかなり涼しく感じた。

この後ロープを所定の位置に取り付けて、リビングシートを敷いてみようと思っていたのだが、急に雲が出てきてあたりが暗くなってきたので、やむなく撤収。

しかし撤収も一人で楽勝だね。初めての作業でもなんの問題もなくサクサク完了。

リビングシート

付属のリビングシートは六角形のフロアを全て覆うタイプのものではなく、五角形になっていて土間スペースを作ってくれる。

出典:ZANE ARTS

このシートの端は10cmほど立ち上がっていて、砂や土がシートに侵入することを防ぐ優れもの。

今回このリビングシートにも改良が加えられている。上の画像の右下の黒いテープが見える箇所あたりのシートの立上り部分に補助パーツが追加されている。

この立上り部分が使用中に寝てしまうことが確認されて、追加されたものなんだろうね。

【変更箇所2】
リビングシートの立ち上がりサポートパーツが追加

最後に

予約から4ヶ月、ようやくのご対面だったがとても満足の新幕だ。今後はこのゼクーと共にあちこち出かけよう!

今回のセカンドロットで2箇所変更された。次期販売分にもまた変更・追加がなされる可能性は高い。そうやってギアとしての完成度を高めていくゼインアーツ 、そのたゆまない努力は目をみはるばかり。

ただ次回以降、自分が持っているものよりいいものが出回るのはちょっとだけ複雑な気分になるか(笑