キャンプで使うガソリンランタンを愛でる(2019)

必要数あればいい…

以前は実際にキャンプで使用する2台ほどあればいいと思ってた。

焚き火をすればそれなりの明かりがとれる。それに加えてガソリンランタンを2台。そしてテーブルにコールマンルミールを双頭にしたものを置く。

これで概ね十分な光量が得られる。

そう、ランタンは2台くらいあれば十分と思ってた…

物欲の対象だった…

そう、そんなキャンプでは必要不可欠なランタンは、単なる灯りをともすという機能的ギアではない。機能美はもちろんのこと、見た目の美しさやその存在感等とても魅力的に見えてくる。そう、それは見事に僕の物欲の対象となってしまった。

ヤバい。非常にヤバい。欲しい。あれこれ欲しい(笑

でも何でそんなに物欲をくすぐられるのだろうか…?

ビンテージ

なんといっても古いものが好きだ。できることなら家中の家具をビンテージものにしたい。

様々なものをデザインが格好よかった50〜60年代、だんだんと悪のりしてくる70〜80年代のアメリカのデザインが大好き。やはり80年代後半から10年ほどアメリカで過ごしたことが、もはや必然的と思えるほどそうさせてくれている。

現在所有しているクルマは長年の夢が叶ったクルマだけど、国産車だ。実は60〜70年代のアメ車が大好き。

そんな古い物好きの僕だから、40年代や50年代のものを比較的手軽な金額で入手・所有できるというのはこの上ない喜びだ。

手間がかかる

今時の主流である充電式のLEDのランタンに比べると、灯りをともすのにまぁ時間がかかる。スイッチオンで明るくなるわけではない。

燃料であるホワイトガソリンを在庫しておかないといけないところがまず手間だ(笑
加えてマントルも丁寧に扱わないといけないし、予備を常に用意しておかないといざという時の使用にさし障る。

それだけじゃない。いざ点火しようとするとポンピングするのが大変だ。ちょっとし損じればたちまち火だるまになることもある。だからこそ全てを滞りなく一発で点火できたら、それはもう満足しかないよな。

そんな手間が愛らしく感じる。

メンテが必要

古いものを長く使うとなれば、当然日々のメンテナンスは必要だ。ただし古いガソリンランタンは素人でもそれなりの手入れができるし、専用工具を入手すればそれなりのメンテナンスが可能だ。

逆に言えば適度に手をかけて、壊れたら修理をしてやれば、その単純な構造がゆえに長い間使用できるというのは、やはり魅力的だ。

ということで今は…

当初は2台あればいいのでは?と思っていたランタンだけど、現在5台を所有している。全てコールマンのもので、一番古いものは1949年製の242C。メッキのタンクが美しいモデルだ。

加えて50年代の200Aと228E、60年代の220Eと70年代の335。

それぞれ見た目も違うし灯す明るさも異なる。それぞれ癖があるようで、それがまたかわいい。

尽きない物欲…(笑

ガゾリンランタン5台もあれば、冷静に考えてももう十分だろう?そう、キャンプで使用するにあたっては十分すぎる数だ。ただキャンプギアとしてだけではなく、ランタンをコレクションするものと見はじめてしまったら5台ではなんだか物足りない(笑

ということで今ではブラウンのビッグハットが格好いい70年代のコールマン275、そして50年代のカナダ製コールマンの200というモデル。人気の200Aの前身モデルで、赤いハットにクロームメッキのタンクが美しい。

さらにはコールマン以外のヨーロッパ系のランタンやペトロマックスのような灯油ランタンにも手を出してみたい。

最後に

キャンプギアは所詮道具、使ってナンボのものだと思う。フィールドで間違いなくその与えられた機能を発揮するのが仕事だ。そんな中、ランタンはコレクションの対象となる数少ないキャンプギアだ。

家族からの冷ややかな目を気にしつつ、あれこれ集めてはニタニタ眺めてご満悦の表情を浮かべようではないか(苦笑