大好きなメイカー

テントを始めとする様々なギアを作り出してきているMSRは以前から大好きなメイカーのひとつ。僕レベルのお気楽キャンプで使える軽量テントから、本格的な山岳用のもの、クッカーやストーブ等省スペースと軽量を念頭に置いた商品群はいつみても美しい。
そんなMSR(マウンテンセーフティーリサーチ)が待望の新作テントを発表した。
Zoic™(ゾイック)シリーズ

出典:MSR
キャンプ場で目を引く赤と白(薄いグレー?)の色使いが特徴のMSRのテントに新しいシリーズが追加された。その名もゾイック。既存のラインアップと比較していくと、僕自身も所有しているエントリーモデルのエリクサーシリーズとハバNXの中間にあたる感じなのかな?
サイズ
エリクサーやハバNXと比べると1〜3人用のそれぞれのモデルとも、フロア面積が大きくなっている。より軽量にコンパクトにという山岳使用を考えたものではなく、よりリラックスした場面での使用を念頭に開いているのかもしれない。
2名用で幅137cm、長さ223cmあるのでエリクサー2やハバハバ NXの127cm x 213cmに比べると空間に余裕がある。
マイクロメッシュ
ゾイックシリーズのキャノピーはマイクロメッシュが使用されている。エリクサーやハバNXにも使用されてきているが、それはほんの部分的なもの。しかし今回フロア以外は全てマイクロメッシュという贅沢なもの。上位モデルのフリーライトやカーボンリフレックスと何ら変わらない開放感溢れるものだ。

出典:MSR
これによって全体重量の軽減に寄与するばかりではなく、通気性を高めて寒い時期の結露を軽減してくれることだろう。
ちょっとおもしろい使用方法がこれ。

出典:MSR
フライの半分を巻きあげてプライバシーを(わずかに)保ちつつ?、開放感も味わうという方法。夏場の暑い時はいいのかもしれないね。
エクストリームシールドシステム
これはフライやフロアに対して使用される新しいコーティングで、MSRのためだけに使用される技術!高温や高湿度に対して優れた耐久性を備えているのが特徴で、従来の一般的なコーティングと比較して約3倍長持ちしするとのこと!しかも経年劣化によって生じるベタつきをも軽減してくれるらしい。

出典:MSR
経年劣化によるベタつきはこれまで避けて通ることはできなかった部分でもあるので、これはうれしい新技術だね。
さらに縫製技術によって耐水性を高めることによって、シームテープをなくしたってのはすごいよね!これで経年劣化でシームテープが剥がれて水が漏れてきたなんて事もないだろうし、シームテープと接着剤分の軽量化にも繋がっている。
スペック
ゾイックシリーズの共通スペックと、各モデルのスペックは以下の通り。
価格は2019年3月16日のもの。
ゾイックシリーズ材質
フライ | 40D リップストップナイロン 耐水圧 1,500mm エクストリームシールドポリウレタン&シリコンコーティンク |
ポール | 7000 シリーズアルミ |
キャノピー | 15Dナイロンマイクロメッシュ |
フロア | 70D ナイロンタフタ 耐水圧 3,000 mm エクストリームシールドポリウレタン& DWR コーティンク |
ゾイック1・2・3
ゾイック1 | ゾイック2 | ゾイック3 | |
定員 | 1 | 2 | 3 |
ドアの数 | 1 | 2 | 2 |
最小重量(フライ/本体/ポール) | 1500g | 1970g | 2450g |
総重量 | 1710g | 2190g | 2670g |
テント ギアロフト | 取付可 |
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ガイコードポイント | 4 |
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収納サイス | 51×13cm | 53×13c | |
その他 | 自立可 |
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フットプリント | 別売り ¥6,400+税 | 別売り ¥6,800+税 | 別売り ¥7,200+税 |
価格 | ¥42,000+税 | ¥49,000+税 | ¥56,000+税 |

出典:MSR
最後に
ここしばらく悩み続けている2名用のテント候補に突然候補がやってきた!なんといってもサイズが少しゆったりしているところがうれしいなぁ。しかも新しい技術が盛り込まれた新作ながら、価格はこれまでのMSR同様良心的な価格!
これは相当惹かれます!
ページ最上部の画像 出典:MSR