初めてのキャンプで守りたいマナー

他人のサイトに入らない

キャンプ場では大きく分けてフリーサイトとオートサイトの2種類のサイトを用意していることが多い。フリーサイトとは大きな土地に自分の好みの場所にテントを張ってよいエリア。オートサイトとは車を駐車してテントを張る区画が決められていて、「あなたのスペースはここからここまで」と決められているような感じだね。

勝手に横切ってたらペグを蹴っ飛ばしてケガするよ!

どちらにしてもテントを張ったその周辺のスペースは自分たちが利用するエリアという認識になると思う。ところがトイレや炊事場、あるいは抜け道があるなどと行った理由で、他のキャンパーのスペースを横切ることをされる方がいる。ちょっとぐらいいいだろう?と思うかもしれませんが、テントの周りは細いガイロープが張られていて危険だし、思いもよらないものが置かれたりしている可能性もあります。少々大変でも必ず回り道をして、他のキャンパーのサイトは横切らないようにね。

見ず知らずの人が自宅の庭をショートカットの近道として通り道にされたら嫌な感じするよね。

音楽はほどほどに

キャンプ場はそもそも音楽が流れていない場所。そしてそれが当然と考えているキャンパーも多くいることだろう。だから音楽を聴く際は気をつけないね。自分にとっては楽しめる音楽でも、隣のキャンパーにとっては好みの音楽ではないこともありうる。そうなるともはや音楽ではなく、騒音となってしまうことを忘れちゃいけないね。

棚の上に置いているこのスピーカーが他人の迷惑になるかも。節度ある音量で!

特に酒が入ると音楽のボリュームが大きくなったり、遅い時間まで流し続けることも多々あるので、気をつけてみんなが気持ちよくキャンプできる環境を作り上げていくことに貢献しよう。

共有施設はきれいに使おう

キャンプ場での共用施設というとトイレ、炊事場、場所によってはシャワーや温泉施設などがある。夏休みのハイシーズン中は多くのキャンパーが使うことになるこれらの施設、きれいに使うことは周りのキャンパーのみならず管理者のためでもあるし、しいては自分のためでもある。一人一人がきれいに使えばきれいに保たれることが多いけど、一旦散らかるとあとはどんどん汚くなってしまう悲しい人間行動の愚かさよ。

次に使う人が不快な思いをしないように、散らかるきっかけを作らぬよう行動しよう。
この心配りがマナーだね。

ゴミの処理

ゴミについてはキャンプ場によっては無料で引き取りOK、有料でOK、可燃ゴミだけOKなどさまざま場合がある。その際、それぞれのルールにしたがって捨てないといけないね。可燃物と不燃物の分別、捨てることができる時間帯も気をつけないといけない。帰る際にまとめて捨てる場合や、毎日捨てていい場合などさまざま。

さて、自分で出してしまったゴミをサイト内で一晩保管する場合、当然ながら外に放置しておくのはご法度!テント内のリビングルームに置いていても怪しい。なぜかって?野生動物からの襲撃だ!人間が来ると美味しいものにありつけるとわかっているのだろう、ピンポイントで生ゴミを漁りに来る。たとえテント内であってもだ(経験済み)。

僕はこの対応策としてランタンスタンドをリビング内に移動して、極力高い位置に引っ掛けておいたり、テント内部の天井部分にS字フックを使用してぶら下げる。これでもし動物が来ても荒らされることはまずないよ。

オートキャンプ全盛の今、キャンプ場に行く手段はまず車のはず。普段運転しているときは気にしなくてよい様々なことが、キャンプ場では問題になることが多いから、気をつけないといけないね。

場内のメインは人であって、車ではない。遊んでいる子供や散歩してる親子がいたるところにいる場合もある。キャンプ場内の道は狭いことが多いので、最徐行は当然のこと。

また夜の運転は極力避けたいところだね。エンジンの音やヘッドライトはキャンプの雰囲気を壊してしまうし、アイドリングやドアの開け閉めですらわずらわしく感じることも多々ある。車を動かす場合はなるべく明るいうちに済ましておこう。

焚き火

近頃では「直火禁止」とうたっているキャンプ場が多いけれど、これは直接地面に薪や炭を置いて焚き火すること。ようは焚き火台を使用して焚き火をしてくださいってことだね。地面にダメージを与えることは間違いないし、燃え広がって火事になる可能性だってゼロじゃないしね。

それから消灯時間を計算せずに楽しいからと焚き火を続けていると、薪が燃え尽きないことが往往にしてある。本人たちはテントの中に入っているようだけど、焚き火台の薪や炭には明らかに火がついたままになっている状態を見たことがある。ちょっと強い風が吹いたりすると大惨事になりかねないから、火消し壺を使用して鎮火したことを確認してから就寝しよう。

あと焚き火やBBQ後の炭を所構わずサイト内に捨てていることも見かけることもある。これも絶対にダメだね。

消灯時間

ほとんどのキャンプ場では消灯時間が決められている。文字通りランタンやライトの明かりを消して、就寝に備えて静かに過ごすというもの。

にも関わらず焚き火を焚き続け、音楽を流して大声で楽しくパーティー気分満喫の方がたまーにみられます。夜のキャンプ場は小さな物音でもよく聞こえるほど静かな場所。周りのキャンパーのことを考えてなくちゃね。

おやすみなさい…zzz

たとえ消灯時間が決められていなかっとしても、節度ある時間に就寝の準備に移った方がいいね。

キレイにして帰ろう

チェックアウトの前に自分たちのサイトをもう一度よく見渡そう。ゴミは落ちていないか?焚き火台を置いた場所に燃え残った薪や炭は散らかっていないか?何かを移動させた際に芝を剥いでいないか?忘れ物は?

次に使うキャンプパーのことを少しでいいから考えて、気持ちよく使えるようにしておこう。

最後に

最低限のルールをきちんと守って、楽しく、そして周りに迷惑をかけないキャンプを楽しみたいね。それぞれのキャンプ場で固有のルールがあるかもしれないから、それらを確実に守って思い出にしていこう!