2019年のワークマンもやはりキャンパーにやさしい(笑
昨年にも増してキャンパーやアウトドア系、オートバイ乗りにやさしいワークマン。相変わらずのコスパで他の追随を許さない状態で突っ走っている。そんなワークマンの2019年秋冬カタログを見て、すでにレビューしたエアロストレッチアルティメットシャツジャケットと同様に、カタログを見た時点で購入を決めた商品がある。
それが今回レビューする高撥水マウンテンパーカーだ。
ワークマン 高撥水マウンテンパーカー
もうこのデザイン、あのシエラデザインズのマウンテンパーカーにかなり強いリスペクトを払っている感じで、もうニタニタしてしまうのだが…(爆
こちらは本家!
生地
使用されている生地は綿76%・ナイロン24%で、三菱商事ファッションが開発したディアマジック ダイレクトという技術によってアクリルコーティングされていて、耐久撥水性をもっている。
見るとうっすら光沢がある生地。これは24%のナイロンが醸し出しているものと思われる。さほど厚さもないせいか柔らかく軽さがある。
綿が76%ということで焚き火に使えそうな雰囲気ムンムンだけど、はたして残り24%のナイロンってどうなんだろう?大丈夫なんじゃないかなぁと思うけど…
裏地は黒のサテンっぽい生地がほぼ全面に渡ってあしらわれている。
サイズ感
かなり大きめのサイズ設定になっている。僕は身長178cm、体重は61〜2kgで、これまでワークマンの上着はMかちょっと大きめでLを着用してきたのに、今回のマウンテンパーカーはまさかのSサイズ。
胸囲も丈も本当に大きい作りなので、80年代のダボダボジャケットのようになってしまう(苦笑
なので袖がちょっと短い気もするが、全体的なフィット感を優先してSを選択した。
サイズはSから3Lまでさまざまな体型に合うように、幅広く用意されている。
サイズ | S | M | L | LL | 3L |
---|---|---|---|---|---|
着丈 | 78cm | 80cm | 82cm | 84cm | 84cm |
胸囲 | 112cm | 118cm | 122cm | 128cm | 134cm |
裄丈 | 85cm | 87cm | 89cm | 91cm | 93cm |
対応胸囲 | 78~86cm | 84~92cm | 90~98cm | 96~104cm | 102~110cm |
対応身長 | 150~160cm | 160~170cm | 170~180cm | 175~185cm | 175~185cm |
ポケット
マウンテンパーカーの象徴的なポケットが左右の胸のあたりと腹部あたりの計4箇所にある。全てベロクロが備えられたフラップがついているので、入れたものを落としたり突然の雨で濡れたりというのは防げるね。
胸ポケットの二つは中央部分が縦に折りがつけられているので、少しくらいかさばるものでも入れることができそうな余裕がある。
一方下部のポケットはそれなりのサイズがあり、キャンプの時に必要な比較的小さいものから大きいものまで飲み込んでくれそうだ。さらにフラップ付きのポケットの上にもう一枚生地を縫い付けてあり、入り口は斜めにカットされている。フラップを開けずに手を忍ばせて暖をとることができるハンドウォーマーだ。
外に多数のポケットがあるせいか、内ポケットはなし。
ドローコード
ドローコードは2ヶ所。
一つはフードの絞りを調節。ストッパーとして丸い皮。これまたシエラデザインズへの強いオマージュが…(笑
もう1ヶ所は腰のあたり。コードは内側からアクセスできるようになっているため、外からは見ることができない。
スナップボタン・ジッパー
スナップボタンは金属製でFieldCoreの刻印がなされているオリジナル品!
ジッパーは樹脂製で、スライダーは金属製。
ジッパーの最上部は顎に直接触って違和感がないようにフラップがついている、やさしさ設計。
タグ
これまでのワークマンのサイズ展開よりも大きめであることを示唆する“RELAX FIT”のタグが。
希望と提案
今回この高撥水マウンテンパーカーを購入、実際に着用したり細かく観察することで思ったことがいくつかある。
- アウトドア的なところを強く意識した商品なので、できればがっつり綿100%で作ってくれたらな〜というところ。マウンテンパーカーの伝統的にのとってナイロンを使用したんだろうけど、綿100%の方が一般的にはアピールする力は強くなるかも。
- ワークマンの価格帯としてはやや高額商品なので、もっと端折ってOK!多分たくさんあるポケットの縫製に時間と手間がかかっていると推測。とはいえここはマウンテンパーカーとしての外せないところなので、例えばサテン内張をやめる。そう、アウターの生地1枚だけにして、簡単な縫製処理だけにしてもう少し安くしてください!
- 別売りでフリースインナーや綿入りインナーを装着できるようにする。こうすることで簡略化して取っ払った内張を隠すことができる。実際にインナーを装着可能な商品があるので、これもそうなるとよいと思うのだが。さほど寒くない時でも寒さが強くなっても重宝しそうだなぁ。
最後に
相変わらずのクオリティーとコスパのバランス、キャンパーにピンポイントでアピールしてくる商品企画。さすがノリに乗ってるワークマンです(笑
こんなおしゃれ要素を前面に出してくるワークマンは第二のユニクロなのか?(苦笑