もくじ
暗いよねぇ…
初心者と思われるキャンパーのサイトを見てよく思うのが、圧倒的な光量不足。
こんなもんで大丈夫だろうと思って用意した照明では全然足らず、なにやら暗がりのツールームテントのリビングの中で食事をしたる光景をたまに目にする。
テントの中って暗いもんね。まぁびっくりするほど。
だけどもツールームテントのリビングのライティングってちょっと気を使う。特に寒い時はテントを完全に締め切るので、ガゾリンランタンを使うのはちょっとためらわれる。かといってキャンドルだとさすがに十分な光量は望めない。
夜の照明はできれば天井から吊るしたいので、単一電池を何本も使う重たいものは避けたいところ。
すでに所持しているLEDの小さなランタンは、それなりのサイズのリビングだと間違いなく暗い。何かちょっと探し物をしようものなら、永遠にさまよい続けることになることは体験済みだ。
そこで本格的にあれこれLEDライトを物色し始めた。
望むもの
まず最低限望むものは以下のような感じ。
- LEDライト特有の青白い光ではなく、電球色の光色
- 2泊しても十分なバッテリー容量
- 充電式でも電池式でもよい
- 天井から吊るしたいのであまり重たくないもの
- ツールームのリビングを単体で十分に照らしてくれる光量
で、あれこれ物色して実際に候補に挙げたのはこいつだ!
自分どうした?
正直、以前に聞いたこともなければ見たこともないこの商品がなぜか気になった。理由はイマイチ定かではない。キャンプ用のファニチャーは圧倒的に木製を好んで選んだりDIYしたり、ランタンは基本ビンテージもの。基本的にはアルミなどの銀色の金属の色を避けてきている。なのにこれだ。リビング内で使うという外から見えない状況での使用なので、見た目はどうでもいいと思ったのか?大好きな赤が使用されているから?ん〜よくわからん(笑
まぁよい。実際に見てみましょうかね。
見てみる
ケース
軽い素材の結構しっかりしたハードケース。18cm x 12cm x 6.5cmでジッパーはふたつ、そしてストラップもついている。製品名がエンボス加工されて、何やらちょっとうれしくなる感じ(笑
ケースの底の部分にはライト本体が、蓋部分には付属品が収まる。
付属品
日本語の取扱説明書(A4両面印刷)、充電用USBケーブルとフック2個
本体
よく見ると黄色とオレンジのLEDがセットで配置されている。黄色い方が白色、オレンジの方が電球色の発光を担っている。
サイズは16cm x 9cm x 3.4cmほど。最初に手にした時は「あ、ちょっと重いかも?」と思ったのは事実。
シルバーの部分は若干ざらつく感じの加工がしてあるアルミ製(多分)、傷がつきにくいような気がするなぁ。両端の赤い部分はプラスチック製。
フックをつけることによって、テントの天井部分に引っ掛けることができる。
立てて使用することも可能。
スイッチ・ボタン・USBコネクター・インジケーター
スイッチやUSBのコネクターなどは樹脂製のカバーがついている。なのである程度の防水性があると思われるのだが、特にうたっていないようなのでどこまでの防水性能があるかはわかりません。
スイッチ・ボタン
スイッチはダイヤル式。光量は無段階調整なので、自分の好みの明るさで使用が可能。使用環境の違いで必要な光量も都度変わるだろうから、これは便利と感じるね。微調整できるのでバッテリー節約も可能だしね。
光の色は白色、電球色、中間の3色。これまでのLEDランタンやライトは明るさを求めて白色が多かったけれど、電球色を選べるのはうれしいね。
樹脂製カバーだけれど、ゴムのように柔らかさがないので所定の位置にはめ込むことが難しいことがたまにある。
USBコネクター
樹脂製のカバーをめくると2種類のUSBコネクターが現れる。右にある小さい方は付属のUSBケーブルを使用する充電用、左は他のデバイスに電力を供給するためのUSBコネクター。
形状が似ていると思って手持ちのUSBケーブルを使用してみたが、充電するには専用ケーブルでないとうまく充電できなかった。フル充電するには7時間と結構時間がかかる。というのも理論値ながらiPhone 6S 約4台分の充電ができる10,400mAhと、なかなかの大容量充電池なので、時間がかかってもまぁしょうがないね。
またキャンプ中にスマホを簡単に充電できるのは本当にうれしい。キャンプ中は写真や動画を撮ったり、SNSをチェックしたりとやることは多いから、この機能は本当に心強い。そして車に乗った際にシガーソケット/USBアダプター経由で充電できるのでこれまた便利。
文明の利器ってすごいねぇ(笑
インジケーター
バッテリー残量を表示するインジケーターは4つの小さなLEDライトからなっている。横の黒いボタンを押して4つつけば76〜100%、2こだと26〜50%という感じと思われる。
バッテリーは最も強い光量で8時間、弱い場合はなんと80時間もつらしい!
点灯してみる
もうね、光量を強にすると明るいこと!不用意に至近距離で直接明かりを見ようもんなら、しばらく目がチカチカして体がすぐに「これはやばいヤツ」って訴えかけるほど(笑
さて、実際にテントの中にクレイモア パワーバンクストックランタン M PROを置いて点灯してみた。
まずは白色。
そして電球色
カメラの設定は全く同じで撮影してみたけど、色の違いが思ったよりはっきり出てくれなかった。
実際にはもう少し柔らかい電球色でなんとも具合がよい。
手持ちのツールームテントでも使用してみたが、3.6m四方のリビングがこのライト1台でとても明るく照らされて、探し物は一発で見つけれる光量だった。これまでいろんなライトをいくつも使用していたのがウソのよう(笑
スペック
サイズ | 約 160×90×34mm |
総重量 | 約390g |
光色 | 白色・中間色・暖色 |
パワー | 充電地式 |
充電時間 | 約7時間 |
連続点灯時間 | 約8〜80時間 |
明るさ | 30ルーメン〜1000ルーメン (無段階調整) |
充電能力 | iPhone 6S 約4台分(理論値) |
防水性能 | IP64 |
充電方式 | DC12V USB及びシガーソケット |
蓄電池容量 | 10.400mAh |
付属品 | ランタンハンガー、Micro5pin USB充電ケーブル、ハードケース、取扱説明書 |
結局どう?
個人的にはぼちぼちいい買い物をしたかなという気分だけれども、よいところと気になるところはやはり存在する。
よいところ
- 明るい!
- 電球色
- パワーバンク(他のデバイスへの電力供給)機能
- ケースがよい作り
- 設置方法が多彩
気になるところ
- 少々値が張る
- デザインがもう一つ
- 充電式(いずれ充電池の寿命がくる)
- 少々重い
- 防水用カバーがはめにくい
ライバルは?
機能的にも価格的にもほぼ同様のルーメナーですな。しかもこちらの方がデザイン的にはかっこうよい。
大きな違いはLEDの数が少ないのと、防水機能が一切ないことくらいか。
そしてこちらはあらゆる機能面で充実がはかられたルーメナー2。相変わらずシュッとしたデザイン(笑
最後に
近頃のLEDライトの進化っぷりには本当に驚かされるばかりで、消費者としてはうれしいばかり。機能的には申し分ないし小さくて携帯にも便利。決して安いとは言えないけれど、一度使うと手放せないね。
しかしなぜルーメナーではなくクレイモアを選んだんだろう?ルーメナーはまだなかったのかな?それとも昭和ウルトラマン的なカラーリングを無意識のうちに選んでしまったのか…(苦笑