蔵迫温泉さくら(熊本県)で夏と秋の間を満喫してきた

9月後半のキャンプは鬼門(笑

夏の暑さがなくなり、徐々に涼しくなってくるこの時期はキャンプにうってつけなのだが、ここ九州では台風や豪雨のハイシーズンでもある。実際昨年も同様の時期に行こうとするも、台風で残念なことに。

今回も連日雨マークが天気予報に踊っている。日毎に変化する天気予報に一喜一憂しつつ当日を迎えるも、60%以上の雨マークが続いている。ただし終日雨というわけではなく、1日の数時間のみという感じ。

であれば、行かない後悔よりも行って後悔だ!ということで決行し、早朝からギアを車に詰め込んだ。

蔵迫温泉さくら(熊本県)

我が家ではおなじみのキャンプ場。ここ最近は頻繁に利用している。本来ならば様々なキャンプ場に行ってみたいのだが、犬OKでなおかつ温泉付きとなるとなかなか選択肢は少ないのが実情。

実は今回、鹿児島は霧島のキャンプ場に行こうと考えていた。数ヶ月前に見つけて連絡してみると、現在工事中(地中掘削)でしかも24時間ずっとやっているらしい。なので騒音がするが、よければ来てくださいとのことだった。

さすがに夜間も工事をしてうるさくて寝れないのも辛いので、今回はパスすることに。2020年1月には工事完了予定とのことだったので、それ以降に行くこととしよう。

天気予報は雨

2泊3日のキャンプ期間中、雨マークは毎日出ていて、1日のうち4〜5時間かそれ以上。なので満を持してのゼインアーツのゼクーのデビューは次回以降に。ようやく入手して試し張りを行って、ついに!と思っていたけれど、デビューでずぶ濡れになるのもなんだかなぁ〜と、やや過保護な気持ち(苦笑

今回は雨でも楽な大型レクタタープ内に小さめのバックパックテントのMSRエリクサーを設営。これなら少々雨が降ってもテントが濡れることはないだろうから、雨のキャンプでよく使う組み合わせだ。

雨が降らないうれしさで、IKEAで買った太陽光充電式LEDライトを思わず飾る

実際のところ雨はほとんど降ることなく、やや蒸し暑さはあったものの快適なキャンプだった。天気予報では3日間60%の降雨予報だったが、ものの見事に外れてくれてうれしいことこの上なし(笑

何よりも楽しい食事

このエリアにキャンプに来ると外せない食材がある。それは馬肉だ。今回も当然のごとく刺身とタタキを求め、初日夜の夕食のメインとした。

あとはエビとしめじのアヒージョにバゲットを添えて、至福のうまうまオイルとぷりぷりのエビを堪能!加えてじっくり温燻したチーズやナッツも当然のことながらうまい。

今回調理したのはアヒージョと燻製のみ。しかも両方ともに火にかけてほっとくだけという完全手抜き料理だけど、どうしても馬肉を食べたいという目的があったので、よいとしましょう(苦笑

温泉を堪能してからの就寝

このキャンプ場には内風呂と露天風呂が男女別々に用意されていて、午後3時から翌朝の9時まで入り放題。やや肌寒い夜の空気の中入る露天風呂は最高だ!

入浴後タープの下で冷たい飲み物を飲みながら、ゆっくりと体温を下げる。ちょっとタープから出れば、街中では見たことのない数の星が見える。

もう何度も見た光景だけど、温泉付きキャンプしているからこそのこの時間は本当に贅沢。

のんびり朝食

連泊の最初の朝はゆっくりできるのがうれしい。でもその前に早朝温泉を楽しみ、ケモノ担当の散歩。

そしていよいよ朝食の準備にかかる。

前回、サイトに到着して車のドアを開けた途端に道の駅で購入した卵を落としてしまい、卵なしの寂しい朝食を体験した。なので今回は厳重に保管し、初めて作る朝食メニューを試してみた。

フレンチトーストだ。昨晩アヒージョとともに食べたバゲットの残りを使用した。もちろん牛乳とメイプルシロップも抜かりなく持って来ている。

なんだこれ〜!もううますぎる!

撤収日の朝だとあまりゆっくりできないけれど、連泊ならの〜んびりできて最高ですな!

晩御飯の準備

昼間は当家のケモノ担当と共に、阿蘇の大観峰で散歩。この付近は自然豊かなロケーションなので、犬と一緒でも楽しめる場所が多い。それから晩御飯の買い出しに。

二日目の夜は肉を焼いて食べよう!と考えていたので、スーパーで牛タンと牛ロースを買い込んできた。あとは惣菜コーナーでサラダのオードブル的な詰め合わせ。

肉はロッジのスキレットで焼く。今回はコンロを使わず焚き火での調理だ。

スーパーで肉を買った際にもらった牛脂をスキレットに落として溶けるのを待つ。そしてすかさず牛タンを並べる。熱源が焚き火なので火加減が難しいが、そんなことは構ってられない。薄い牛タンにあっという間に火が通る。

スーパーで購入したカボスをぎゅっと絞って塩とコショウをガリガリとして、口に運ぶ。

あはぁ〜ん…

うまいねぇ牛タンうまいねぇ〜。もちろんロースにはわさびをつけて、これまたうまいこと間違いなし。

ロースにカボスを絞り、塩・コショウ・わさびでいただく

ここで昨晩予定していたアヒージョの残りで作るペペロンチーノを作るべく、鍋でお湯を沸かしてパスタを茹でる。エビ、しめじ、大量のにんにくと唐辛子…これをパスタに絡めるだけで極上の一皿になる。そこに今回は自宅に残り物のベーコンがあったので、刻んで昨晩の残りのしめじと共に軽く炒めてアヒージョの残りと合体!

茹で上がったパスタと絡めれば、屋外で食べることができるであろう最高のペペロンチーノのできあがりだ!

いよいよ焚き火が楽しい季節

食後にさっさと食器を片付けた後は、魅惑の焚き火タイムだ。食事と共にキャンプの一大イベントの時間。

山々に太陽が沈んだら、いよいよ焚き火!

それにしてもなんだろうね、ただただぼ〜っと炎を眺めるだけであっという間に過ぎてしまう時間が楽しく感じてしまう。

クヌギの薪デビュー

14ヶ月ほど前、自分でのこぎりで切って斧で割り、庭で乾燥させたクヌギの薪を試しに使ってみた。

暑い中薪割りをして、その後庭で14ヶ月乾燥させたクヌギの薪はそれなりに乾燥しているはずだが、まだまだずっしりと重い。

焚き火の炎が安定してきたので、いよいよ1本焚べてみた。樹皮を下にして置いてみると、パチパチと音を立てている。この音がするということはまだ乾燥が十分ではないかな〜と思ったが、しばらくするとその音も消えて、安定した炎がゆっくりと燃え続けてくれた。

木を切って割って乾燥させた苦労がようやく報われた瞬間だ。

音がしたのは先日の台風で薪の表面が濡れてしまったからかもしれないな。

美しい夜明け

6時くらいに目覚めた。やや肌寒くもあるが、清々しい。のぼりつつある太陽を感じながら、寝起きの温泉で目を覚まして、柴犬の散歩に。彼にとってもキャンプは楽しいようで、来たことない土地での散歩はすごく楽んでいる様子。

サイトに戻って来てからまずは朝食の準備だ。

撤収の日の朝食は簡単に済ませて、できれば洗い物を出さないようにしたいところだが、食材も残っているので結構豪勢に。

ウインナーと目玉焼き2個、昨晩の残りのいろいろサラダ、そしてホットサンドメイカーで調理した肉まん!朝からお腹いっぱいの超満足な朝食!

撤収

ツールームテントは撤収もそれなりに時間かかるものだが、タープと小さなテントだと撤収も楽だね〜。しかも今の時期なら結露も皆無だしね〜。

加えて雨の予報が出ていたので、ギアを少なめにして来たことも功を奏して、チェックアウトの11時の1時間前には準備完了!過去最速の撤収だ(笑

最後に

当日まで天気予報にヤキモキさせられたけれど、行かない後悔よりも行って後悔という気持ちを持って強行して大成功。とてもいい2泊3日のキャンプを楽しむことができた。

雨予報のため新幕のゼインアーツを使わなかったのは残念だけど、それは次回のお楽しみ。

やはりキャンプは楽しい!

飼い主のより上等なスノーピークのベッドがうれしい当家のケモノ担当