今年最後に行ったキャンプで気づいた
冬になると何かと忙しくなって、秋に行ったキャンプが今年最後のものとなった。
ちょうど紅葉シーズン直前ということもあってか、それなりに広いキャンプ場が満員御礼になるほどの大盛況ぶりだった。ん〜さすがキャンプブーム、ベテランキャンパーにおしゃれキャンパー、初心者グループにとたくさんの人で溢れかえったキャンプ場だった。
ただ、そんな暗くなったキャンプ場で外に出てあたりを見渡した時、一つのことを気づいた。
LEDの白い光
僕のサイトの周りでキャンプを楽しんでいるみなさんのサイトで照らされている明かりが、ほとんどLEDの真っ白いものだったことだ。
僕自身が液体燃料系(ホワイトガソリンや灯油)のランタンが放つオレンジ色の灯りが好きなこともあって、毎回キャンプにはガソリンランタンを数台を持ち込む。少し前まではむしろこれが一般的だったはずなのに、今では少数派であり、ほとんどはLEDのランタンやライトが大勢をを占めているようだ。
もちろんLEDの照明も白色だけではなく電球色のものもある。だけど光の波長が違うせいなのか、LEDの明かりは一目でわかるほど異なっている。
ガソリンランタンは何かと面倒
携帯できる電力といえば電池。もちろんそれは今も変わっていないが、電池の性能はびっくりするほど向上している。さらにその電力の消費を抑えることができるLED電球は屋外での使用にもってこいだ。
一方これまで主流だったガソリン(灯油)ランタンは結構面倒だ。
まず明かりを灯すのに燃料を入れて、マントルをチェックし不備があれば交換して空焚きする。そしてポンピングして点火するのだが、ランタンがちょっと御機嫌斜めだと華麗に炎上することも。もちろん定期的なメンテも必要だ。
さらに取り扱いも慎重にする必要があるし、小さなお子さんがいると使用そのものが危ないことも。
かかる手間が楽しい
個人的には、キャンプは何をするにも手間がかかるというのが楽しいと思っている。
出発前にはタンクを燃料で満たし、マントルをチェック。試しに一度試してみて、問題ないか確認する。
現地でも数十回に及ぶポンピングをして、炎上しないように慎重に点火する。あ、なにやっても炎上する時はするけどね(笑
スイッチを押してすぐに明かりがつく電気製のライトとは、その手間に雲泥の差がある。
加えてガソリンランタンが放つやさしい色の明かりが大好きだし、燃料を噴射するあのシュゴ〜という音がなくてはならないと感じてる。
最後に
ガソリンランタンがすぐになくなることは絶対にないだろうが、今後淘汰されていくだろうなと感じさせられた前回のキャンプ。
もちろんLEDランタンがよくないであるとかそう言ったことではないよ。便利だし価格的にも求めやすいし、最近のハイパワーのものはかなり明るい。もちろん電球色のものもラインアップされてる。
ただ消えて無くなってしまうかもしれないガソリンランタンのことを思うとちょっとだけ寂しいかなぁ〜。